商社主導でゲイシャ種の次を狙っている
コロンビア産のピンクブルボン種の現在
他の追随を許していない件は
ピンクブルボン種の回で
記した通りですが
そのピンクブルボン種を更に
グレードアップさせたという
売り文句が付いているのが
シドラ種。
標高2000m以上の
ファンマルティン農園産を
名手、雨の日の珈琲さん焙煎。
どんな点て方をしても
コーヒー豆はやはり果実だなと
改めて思わせる程の果実感。
今回、良さを1番引き出せたのではないかと
私が感じる点て方は
V60とCAFECフィルターのコンビ。

今回は普段より多めの25gを中挽きで
より濃く出して、冷めた時の変化を
観やすくしました。
茶漉しで微粉を取り除いてから
V60にセット。

蒸らしは豆の声を聴きながら
焙煎から時間もだいぶ経過しているので
自然とガスが抜けていて
かつ、粉の表面が凹むことはない
良い状態、結果約10秒後に再注湯。

立ち昇る香ばしい香りに癒やされながら
150mlドリップしたところで
V60を外しました。

鼻をつまんで香りを感じないように
飲んでみると、舌へ与える酸味系の刺激は
ゲイシャ種とそっくり!
にもかかわらず、鼻を開いて味わうと
ゲイシャ種の香りではなく
果実感とほんのりとシナモン感が
合わさったような印象。
ゲイシャ種を今までに好んで
沢山飲んできた方々は特に
これはっ!おおっ!!と
唸って驚くのではないかと感じます。
ゲイシャ種の次を狙う作品とすれば
なるほど、確かに観てとれます。
焙煎から時間が経つにつれ
シナモン感が増していったのも
忘れられない印象。
今作は使い切り、存分に
愉しませていただきました。
ありがとうございます。
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