バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

かなり個性が強い印象。こういったコーヒーも面白くて好みです!

コットンフィルター
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福岡はKUROMON COFFEEさん焙煎の

Peru San Fermin w

お試し豆量でいただいた60g

観たところ浅煎りでしたが

初めはオーソドックスに豆量15g

中挽きで微粉を茶漉しで取り除き

約88℃の湯でコーヒーカップ1杯分

150mlドリップして飲んでみたところ

日本国内におけるコーヒーの未来を

見据えた珈琲。そんな風に私は感じて

好みの珈琲なのですが、それは現状では

まだまだ個性が強く、アナエロビコ的な

酸味を全面に押し出した珈琲は

特にご年配の方には敬遠されている

傾向にありますね。

むしろ珈琲という名ではなく別の名で

提供すれば口にするのかもしれませんが

ここは手元の技術で、いかにすれば

ご年配の方に少しでも口にしてもらえるか

探ってみようかと思いたちました。

別の豆で飲んでもらえばいいじゃないかと

言われればそれまでですが

何でもまずはやってみることで

他に何か観えてくるものが

あるかもしれません。

豆量を少なくして10g、濃くを無くす作戦

中挽きはそのままに

コットンフィルターをリンスして

まろやかさを強調してみることに

行き着きました。すると

アナエロビコな酸味がほんのりになって

トップバッターで来るものの

すーっと消えて、ブラジルサントスNO.2を

深煎りにしてドリップした際の

農園の土の様な、素朴で落ち着く苦味が

これまたほんのりと現れました。

少なめではありますが60gを色々と試してきて

初めての現象でした。アナエロビコの後に

他の味わいが来るというのも新鮮で

愉しませていただきました。

コットンフィルターをリンスして

豆量は若干少なめにすることで

より優しい味わいになります。

まずはキッカケ。

酸味が苦手なご年配の方にも

少しでも楽しんでいただける

キッカケになれたらなんて

図々しいにも程がある今日この頃でした。

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