ボリビア クシジョ農園さんといえば
コパカバーナ農園さんと1、2を争う農園だと
聞いておりますが、過去に別件で
ただの売り文句だったこともあったので
実際に飲んでみないと判らないのが
正直なところ。尚且つ正しかったとしても
それが自分が美味しいと感じる作品では
ないかもしれない、そこもコーヒーの
面白いところでしょうか。
まずは一般的なペーパードリップで
探ってみます。

20gを中挽きに、茶漉しで微粉を取り除きました。
カリタ3つ穴101ドリッパーで
湯温度は90℃、150mlドリップしました。

今回、湯温度を高めにしたのは
開封した途端に甘い香りがしたからです。
稲荷町珈琲さんに焙煎度合いをお伺いしたら
中煎りと深煎りの間くらいだと
教えてくださいました。
にもかかわらず浅煎りの様な甘い香りが
漂ってきて、酸味がかなり出そうな
そんな感じがしたので、それに逆らい
高温設定にしました。

流石は稲荷町珈琲さん!
購入してすぐなのに泡立ちせず
粉が凹んでしまう豆を平気で売る店もある中で
この泡立ちは有難いです!

じっくりゆっくり湯を3周注ぎました。
全体に湯が染み渡って、良い感じです。

あの酸味が出そうな甘い焼菓子の様な
香りはするのですが、舌で感じる酸味は
全く無いところに驚かされます!
ペーパーが吸ったのか濁り感も無く
それでいてブラジル産の様な
農園の土の香りを伴った純朴な苦味
ペーパーでこの面白い複雑さにして
旨いです。
次はどうしてくれようかと
ワクワクさせてくれるそんな豆を産んでくれて
クシジョ農園さんと稲荷町珈琲さんに感謝です。
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