バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

期間限定販売、稲荷町珈琲さん焙煎のボリビア クシジョ農園をペーパーで。

珈琲豆
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ボリビア クシジョ農園さんといえば

コパカバーナ農園さんと1、2を争う農園だと

聞いておりますが、過去に別件で

ただの売り文句だったこともあったので

実際に飲んでみないと判らないのが

正直なところ。尚且つ正しかったとしても

それが自分が美味しいと感じる作品では

ないかもしれない、そこもコーヒーの

面白いところでしょうか。

まずは一般的なペーパードリップで

探ってみます。

20gを中挽きに、茶漉しで微粉を取り除きました。

カリタ3つ穴101ドリッパーで

湯温度は90℃、150mlドリップしました。

今回、湯温度を高めにしたのは

開封した途端に甘い香りがしたからです。

稲荷町珈琲さんに焙煎度合いをお伺いしたら

中煎りと深煎りの間くらいだと

教えてくださいました。

にもかかわらず浅煎りの様な甘い香りが

漂ってきて、酸味がかなり出そうな

そんな感じがしたので、それに逆らい

高温設定にしました。

流石は稲荷町珈琲さん!

購入してすぐなのに泡立ちせず

粉が凹んでしまう豆を平気で売る店もある中で

この泡立ちは有難いです!

じっくりゆっくり湯を3周注ぎました。

全体に湯が染み渡って、良い感じです。

あの酸味が出そうな甘い焼菓子の様な

香りはするのですが、舌で感じる酸味は

全く無いところに驚かされます!

ペーパーが吸ったのか濁り感も無く

それでいてブラジル産の様な

農園の土の香りを伴った純朴な苦味

ペーパーでこの面白い複雑さにして

旨いです。

次はどうしてくれようかと

ワクワクさせてくれるそんな豆を産んでくれて

クシジョ農園さんと稲荷町珈琲さんに感謝です。

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