先日、nanopressoを使用してエスプレッソ抽出をした
炭火焙煎のモカマタリカッファが
まだ残っていますので、どうしたものかと
思案していたところに傍に置いていた
紅茶用の茶漉しが目に入りました。
そういえば微粉を取り除くことまでは
近頃行っていなかったことを思い出しました。
あえて微粉ありきでドリップして
そのうち微粉も愉しむことができないか
模索中でした。
メリタ夫人も毎日ネルでコーヒーを点てるのが
面倒になってきたからペーパーが生まれたのですから
面倒だからが動機、大いに結構じゃないですかね。
自分が飲む際、普段使いにそこまでしなくとも
そんな気持ちも未だありますが
久方ぶりに今回やってみます。

豆量15gを中挽きにして茶漉しへ。
溢れないようにゆっくりと茶漉しを振り続け
篩に掛けます。細かな粉がだいぶ下へ落ちてゆきます。
これでムラのないサイズの粉だけが
茶漉しに残りました。この粉をペーパーに移して
150ml分、ドリップ。湯温約85℃。

蒸らし、表面の動きがほぼ無くなるまでしっかりと。

茶漉しの工程無しでのドリップと比べると
悪い意味ではなく珈琲の味わいのひとつである
濁り感がかなり薄まり、よりマイルドな味わいに。
どなたかに振る舞う場合は茶漉し工程有りの方が
喜ばれそうですが、自分はもうこの濁り感には
慣れてしまったようです。
ただこれからもドリップのひとつの手段として
コーヒー用の茶漉し、持っておきます。
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