バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

稲荷町珈琲さん焙煎のピコクリストバルをゴールドフィルターで点てて飲んでみました。

ゴールドフィルター

先日、東京は浅草まで仕事で出向いた際に

休憩中に寄らせていただいた稲荷町珈琲さんで購入した

「ピコクリストバル」(やや深煎り)をどのドリッパーで

まずは点ててみようかと考え

ここはペーパーを使わないゴールドフィルターで点ててみます。

ファーストコンタクトなのでペーパーに味わいを吸わせることなく

油分まで味わうことのできるゴールドフィルターにしました。

フレンチプレスですとより濃くでそうですが

それがたまに濁ったように感じられて

持っている味わいの本質がよく見えないことがあるので

今回はフレンチプレス一歩手前で留めてくれる

ゴールドフィルターを選択しました。

豆量はハンドドリップを安定させる為にも20gと多めにします。

これを苦味、酸味、濃く、どこにも極端に寄ることのないように

中細挽きにして(みるっこで3)

カップ1杯分150mlまで珈琲液が溜まったらドリッパーを外して

飲んでみることにします。

ゴールドフィルターに粉をセットするいつも思うことですが色合いが綺麗です!

まだ焙煎後、時間がそれ程経っていないので

香ばしい焙煎香はありそうだなと

どんどん味わいの想像が膨らんでゆきます。

蒸らしから。

勢いよく泡立ってゆきます。焙煎から間が無い証拠です。

泡立ち具合から目を離さずに膨らみが収まったら再注湯。

ゴールドフィルターの色と粉の外周の色と内周の色

綺麗に3層になりました。過程の見た目も飲んだ時に自分のとっての旨さに繋がります。

泡も残せてドリップ自体も上手く終えました。粉を多くしたのが功を奏しました。

ゴールドフィルターのおかげで程よくコーヒーオイルも出ました。

さて飲んでみます・・・

おお!ゴールドフィルターで点てているのにもかかわらずザラザラ感は少しで

その後からすぐにやってくる驚くほどの透明感。

酸味は全く感じられず、やや深煎りなのに

深煎りっぽい苦味は全くなく、スーっと入ってゆく印象。

生焼けや焼きすぎのコゲ感も全くない

これぞ焙煎の上手さが成せる技!稲荷町珈琲さん感服いたしました。

まだ豆はありますので、稲荷町珈琲さん焙煎のピコクリストバル、更に探ってみます。

では今日はこのへんで。

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