バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

KEY COFFEEさんのドリップバッグ「トアルコ トラジャ」を飲んでみました。

珈琲豆

言わずと知れたKEY COFFEEさん。創業100年を超えたそうです。

私自身、KEY COFFEEさんが開発したクリスタルドリッパーも使っています。

港区西新橋のKEY COFFEEさん本社傍にあります直営店

CRAFT SHARE-ROASTERY 錠前屋珈琲さんには、まだ寄ったことがないので

気兼ねなく外に出かけられるのはいつのことになるやら、わかりませんが

出かけられるようになったら寄らせていただきます。

KEY COFFEEさんの数ある商品の中に「トアルコ トラジャ」があります。

インドネシア スラウェシ島に幻のコーヒーと呼ばれた

コーヒーがその昔、戦争の影響により無くなってしまっていたのを

KEY COFFEEさんが現地に入り、現地の方々とも協力して

復活させたのが「トアルコ トラジャ」です。

トアルコとは「トラジャ地方で収穫されたアラビカ種のコーヒー」

トラジャ「TORAJA」、アラビカ「ARABICA」、コーヒー「COFFEE」から

頭文字を2つ取った造語です。

現地の方々もKEY COFFEEさんが来なかったら収入も上がらず

子供を大学まで行かせてやることは出来なかったと喜んでいます。

トアルコ トラジャ、私も幾度となくKEY COFFEEさんと取引している

コーヒー店、喫茶店で飲んだことがあります。ホッとひと息つける、安堵するコーヒーです。

ただ、たまに店側のコーヒーの扱いが雑で(他のお客さんは気にしないのでしょう)

私としてはガッカリすることもありました。

そんな中、たまたま出先でKEY COFFEEさんのコーヒー豆販売直営店を見かけて

眺めていたらトアルコ トラジャのドリップバッグが売っているではありませんか!

ドリップバッグ熱が上がっているから目に入ったのかもしれません。

これは!と早速、購入。ドリップバッグタイプで飲むのは初めてです。

パッケージが他のメーカーさんの商品より縦長ですね。

開封!途端にコーヒーのイイ香りが漂います。

カップにセットして湯を注ぎますが、説明分を読むと蒸らしの時間を10秒とあります。

ドリップバッグにおいても蒸らしの時間が違ったり、そもそも蒸らしを必要としないもの等

色々あることに気づかされます。

湯温度は苦味と酸味、どちらも平均的に出るように約85℃。

ドリップバッグの場合、注湯すると中心が凹む場合が多かったのですが

こちらは平坦のまま湯が溜まってゆきますね。

粉を満遍なく湯が吸って下にドリップされます。

ドリップ中の有り様としては一番好みです!

さて飲んでみます・・・

これぞ定番コーヒーの王様。酸味は全く感じません。

強すぎず弱すぎず、ほのかに立ち上るコーヒーの香りと優しい苦味に安らぎを感じます。

ゲイシャ種のようなコーヒーを飲む日がしばらく続いていたので

自分のホームポイント、ふるさとに帰ってきたような安堵感。

子供の頃に飲んで旨かったものが記憶と細胞に残っていて、それが反応している感じ。

もしゲイシャ種を先に飲んでいたら、もしかしたらゲイシャ種を飲んで安堵していたかもしれません。

私にとってはホッとひと息つけるコーヒーを職場でもご家庭でもお手軽に飲める

ありがたい限りです。

では今日はこのへんで。

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