バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

ルワンダ アラビカ シピ・フォールズをエアロプレスで点てて飲んでみました。

エアロプレス

ルワンダは東アフリカ、ケニアと国境を接しておりますが

そのケニアとの国境近くにあるエルゴン山国立公園内にある名瀑が

「シピ・フォールズ」と呼ばれています。

ハイキングコースにもなっていて人気だそうですが

そんな名瀑の名を冠したコーヒーが登場しました。

「ルワンダ アラビカ シピ・フォールズ」

ルワンダは元々、ロブスタ種の栽培が盛んでしたが

エルゴン山の標高の高さ(アフリカで4番目に高い山です)が

アラビカ種の栽培に適していることと

アラビカ種の方が高品質で高値で取引できる為に

近年はアラビカ種の栽培へ転換が進められています。

そんな状況なのでロブスタ種とはっきりと区別する為に

アラビカとわざわざ名乗っているのだと推測しています。

品種にはSL-14とSL-28という名前が付けられています。

ケニアにありますコーヒーの研究をしているスコット研究所で産まれた品種で

Scott Laboratoriesの頭文字「S」と「L」を取って

SLシリーズと呼ばれています。シリーズの14作目と28番目となります。

これをウォッシュドで精製しているのはウガンダで

シピ・フォールズのウェットミルだけです。

そんな珈琲豆を今回はエアロプレスで点てて飲んでみます。

豆20gを中細挽きにしてセット。

②マークのところまで約85℃(平均的な味わいが出る温度)の湯を注いで撹拌します。

実際にもコーヒー粉と湯が相まって輝いているように見えます。

これをプレスしてコーヒー液に。カップに注ぎます。

濁りのない表面。さて飲んでみます・・・

苦味と酸味が前に出てくることはなく

ナッティな味わいに伴い、優しい甘みが余韻となって口内に残ります。

非常に穏やかな印象です。ちなみにL値19のハイローストです。

ここまで苦味と酸味について評する必要がないのは

初めてのような気がします!

まだまだ探ってみます。では今日はこのへんで。

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