バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

カルディさんのドリップバッグ2種飲み比べ。「ツッカーノ ブルボン」を飲んでみました。

珈琲豆

先日カルディさんのドリップバッグ「ハイビスカス フレーバー」という

フレーバーコーヒーを飲んでみると、コーヒーの味わいもほんのりありつつ

桃のような香りに包まれました!

フレーバーコーヒーというジャンルは大昔からありましたが

シナモンをドリップした珈琲液に混ぜて飲んだりすることが主流でした。

焙煎時に香りづけを既に済ませて、ドリップするだけで

フレーバーコーヒーが飲めるという商品の誕生は1980年頃

それからはシナモンをはじめ、チョコレートやバニラの香りを付けた

フレーバーコーヒーに人気があると聞いてはおりましたが

巷でコーヒーと相性が良いとされている物の香りづけという認識でおりました。

まさか桃の香りとは夢にも思わず、驚きを隠せませんでしたが

一方でチャレンジ精神を感じて、共感しております。

侮るなかれドリップバッグ、色々と驚きをくれるカルディさんの

今回はもう1種「ツッカーノ ブルボン」を飲んでみます。

ツッカーノ TUCANO とはブラジルの国鳥の名前です。

ブラジルで産まれた熟したブルボン種のみを手摘みで集めたとのことで

熟したブルボン種ということはレッドブルボン種でしょうか。

イエローブルボン種、ピンクブルボン種と比べると

老練で深い味わいをくれるのでしょうか。

想像が膨らむ中、開封。

最近のドリップバッグは開封するとすぐ

コーヒーの香りがほのかにして飲欲をそそってくれます。

ツッカーノ ブルボンはフレーバーコーヒーではないようですが

ハイビスカス フレーバーを点てた際と同じく

蒸らし有りを推奨されているので、説明文通り約20秒程蒸らしから

2回に分けて計140ccを注湯しました。

さて、飲んでみます・・・

最初のうちは滑らかな口あたり、それが喉元近くなるにつれて

強いて言うならほうじ茶に感じるような苦味。その苦味が

柔らかい酸味とは真逆の、固くて微動だにしない苦味。

苦味の持つ強さを感じます。例えるならここへ水を注いでも

まるで動じず、揺らぐことなく、そのまま存在する苦味。

現に10分経っても、その苦味の余韻が舌の上に残って消えません。

意識がそちらに持って行かれて、しばらく腹も減らないような印象。

私が夢中になっているだけかもしれませんが。

ドリップバッグも千差万別。またも驚きをくれたカルディさんのドリップバッグ

これだからやめられません。

では今日はこのへんで。

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