バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

雨の日の珈琲さん焙煎の「ケニア ティムAAオークションロット」をエアロプレスで点てて飲んでみました。

エアロプレス

雨の日の珈琲さん焙煎のケニアティムAAオークションロットを

先日、ペーパーで点てて飲んだ際に派手さはないけれど

千利休の奥義を思わせるような。

静寂さ、透明感の中に、凛とした強さを持ったその味わいに魅せられ

そしてもっとこの味わいを深堀する為に、今度はエアロプレスで点ててみます。

フレンチプレスにしようか迷ったのですが、静寂さ、透明感を併せ持ち

その味わいを既に感じてしまったので、フレンチプレスで出るオイルは

まだ先にしようと判断しました。しばらくしたら点ててみたいと思っています。

豆量15g、極細挽きにして、チャンバー印②のところまで温度約90℃の湯を注ぎました。

ペーパードリップでいえば蒸らし、立ち上る香りを

もうしばらくこのまま香っていたいのは、やまやまですが

早く攪拌を始めないと豆が湯を吸ってしまい

超エスプレッソになってしまいますので、早速攪拌開始。

30秒間攪拌したところでプレス開始。

珈琲液の色合いに見惚れています。うっとりです。

この写真では伝わらないのですが、今回カップに注いだ際に

液の表面にうっすらと、うずが巻いていたのです。

それは珈琲液がまるで1つの塊の生き物のような印象。こんなことは初めてです!

ドキドキしながら飲んでみました・・・

ペーパーで点てた以上の甘味、勿論しっかりと良質な苦味があって

コーヒーの枠内にありながら玉露から高級感溢れるレモネードのような印象。

今度はゆっくり、ひと口づづ味わい、冷めるまで飲みきらずにおりました。

良質なコーヒーは冷めても旨いと、よく耳にしますが、これもまたそうですね。

冷めてくると今度は甘味が控えめになり

ウィスキー樽のようなスパイシーさが出てきました。

ゆっくり少しずず飲んだ甲斐がありました。

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1度にいろんな顔を見せてくれて私を飽きさせません。これまた脱帽です。

オークションロットとはこういうことなのかと

もしまた他種のオークションロットに出会うことが出来たなら

迷うことなく購入して飲んでみます。

まずは、しばらくしたらこのケニアティムAAをフレンチプレスで点てて飲んでみます。

では、今日はこのへんで。

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