バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

カフェ ドゥ ワゾーさんの浅煎りペルーをペーパードリップで点てて飲んでみました。

入店

せっかく阿佐ヶ谷に行くのだから、必ず寄ろうと時間調整。

自分へのご褒美に珈琲豆を購入させていただこうと心に決め

中杉通りを西武新宿線の鷺ノ宮駅方向へ歩いて約15分。

言わずと知れたワゾーさん。どんなお店かは沢山紹介されておりますので

ここでは割愛させていただきます。

この看板を久しぶりの目にして、ドキドキしました。

店内の心地よい静けさ、マスターの威厳ある温かみ。

私にとっては10分店内に居れるだけで癒されます。

ランブルの系譜に連なる皆様の珈琲豆に対する姿勢

そこから滲み出てくるであろう風格が、なんともはや目を奪われて魅かれます。

今回はワゾーさんの浅煎りペルーを購入させていただき

帰宅次第ペーパーで点てて飲んでみました。

私が普段目にしている浅煎りの豆の色とは違って

一般的な規格で判断しようとすれば

どちらかというとやや深煎りに近い色合いに見えます。

ますます楽しみになってきました!

まずは気を落ち着けて普段通りに点ててみます。

無漂白ペーパーで豆量15g、中細挽きで湯量150cc、湯温度は約85℃で

飲んでみました・・・

初手からガツンと濃厚で飲みごたえがあって、かつクセのない苦味

それからふわーっと鼻腔に甘い香りが届き、それが脳にまで到達。

なんとも心地よい印象。不思議と優しい気持ちになれます。

珈琲に限らず、嗜好品とは口内から胃袋ではなく上へ

口内から鼻へそして脳へ、脳で愉しむのが嗜好品。

そう私に教えてくださった焙煎士さんの言葉をふと思い出しました。

今は難しいことは考えず、諸々忘れて

しばらくはこの余韻に浸ることにします。

では、今日はこのへんで。

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