バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

35COFFEEさんのJ.F.K SPECIALをフレンチプレスで点てて飲んでみました。

フレンチプレス

私にとって、ホットでもアイスでも旨かったJ.F.K SPECIALのペーパードリップ。

知人の強面焙煎士が常々、焙煎が本当に上手ならどんな点て方をしても旨いんだと

豪語しているのを思い出したのもあって、

風化したサンゴを200℃まで熱して、そのサンゴ熱で焙煎した

この豆のことが知りたくなったので

今度はフレンチプレスで点ててみようかと思い立ちました。

豆量は20g、中細挽きより少し粗挽きにして、湯量は200cc、湯温度は約85℃

フレンチプレスで苦味や酸味、どちらの方向にも偏らないよう

平均的な味わいを引き出す為の私なりの設定です。

この眺め、私はしばらくの間、見続けていたいのですが

蓋をして4分間待たなければならないので、なくなく蓋をします。

4分後プレスして底部はカップに注がないようにしました。

さて、飲んでみます・・・

ペーパーでは味わえないフレンチプレスだからこそ引き出せる味わいが

少しでもあるかと思いきや、ペーパードリップとさほど変わらない印象。

もちろん、フレンチプレスだから出たコーヒーオイルのザラザラ感はあるにはあるのですが

ザラザラ感の中にペーパードリップでは出なかった何かがあるかといったら

さほど感じません!驚きを禁じ得ません!!

もしやこれが、焙煎が本当に上手ならどんな点て方をしても旨いという域なのかと

感慨深いです。

この様にオイルはしっかりと出ています。

試しに飲み切らず残しておいた珈琲液に氷を入れて

アイスコーヒーにして飲んでみました。

これまたザラザラ感が追加になったのみという印象!

冷やしたことで、少し酸味が出るかと思いきや全く出ません。

ごくごく飲めます。

またまた他の点て方で試してみたくなってしまいました。

ただ今はこの余韻に浸っていたいと思います。

では、今日はこのへんで。

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