バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

カップ オブ プログレッシブ セラード(略してCOC)優勝ロット豆「ロンドリーナ農園」をorigamiドリッパーで点てて飲んでみました。

origamiドリッパー

ブラジルはセラード地区で産まれた珈琲豆のコンテスト

その名も「カップオブプログレッシブセラード」

近頃は高品質な珈琲豆を産出することでよく耳にする

ミナス・ジェライス州に属する高原地帯がセラード地区です。

セラード地区で産まれた高品質珈琲豆を「セラードコーヒー」と呼ぶことを

2005年にブラジル政府が決めたほどです。

そんなCOC2019-2020で優勝した珈琲豆「ロンドリーナ農園」を

シティローストで少量ではありますが入手出来たのですが

お客人の来訪で振舞っていたら、うっかり飲み切ってしまいました。

(点て方変えて試してみようと思っていたのに・・・)

うっかり飲み切ってしまうくらいの驚くをいただきました!

orrigamiドリッパーにコットンフィルターをリンスして

20gの豆を中細挽き。

ブラジルコーヒーといえば苦味の王者。

ですが近頃のコンテストで優勝するような豆です。

酸味も出すんじゃないかと湯の温度は低めの約87℃。

1杯立てなので湯量は150cc。orgamiのリブに

コットンフィルターが綺麗に引っ付いて蒸らされていきます。

だいぶガスが抜ける様相でしたので

今回は約1分ほど蒸らしました。

1分蒸らしで待っただけあって、湯の道も綺麗に決まり

泡を残すことが出来ました。さて飲んでみます・・・

ブラジルの王道苦味の中に、やはり酸味が感じられます。

舌の両側からグレープフルーツのような酸味!

それでいて強くアピールすることのないほんのりと穏やかな酸味。

ミナス・ジェライス州と聞くと2015年カップオブエクセレンス優勝豆

アナエロビコという精製方法でマンゴーのような風味を出していて

強烈に口内を駆け巡る酸味を思い出すのですが

こちらはそんなことはありません。あくまで王道苦味が主役です。

ただ私は今まで感じたことのない酸味、風味でした!

コンテストのような場では

ブラジルもまたコーヒーの未来の為に王道苦味だけでなく

色々な酸味や風味を出してゆこうという風潮なのでしょうか。

飲んでみて、そんなことが頭をよぎりました。

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そんな中で、あくまでブラジルコーヒーはこうなんだ

という珈琲豆に出会うことが出来ました。

それはまた次回に。

では今日はこのへんで。

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