バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

ケニヤ ニエリ ヒルエステートをフレンチプレスで点てて飲んでみました。

珈琲豆

タンザニアとエチオピアの間に位置する国「ケニヤ」

そんな珈琲地帯の中でも良質な珈琲豆を生産することで有名な

ニエリ地区にあるヒル農園さんの逸品が少量だけですが

入手することが出来ました。

深煎りにするか浅煎りにするか迷いましたが

今回は近頃若い世代の間で流行りの浅煎りを選択しました。

こういう言い回しをするようになったというのは

年齢を重ねた証拠でしょうか。

それは置いておき、どんな味わいなのか楽しみでなりません。

たぶん浅煎りでフルーティな酸味が楽しめるので

であれば、苦味もより出そうと考え、今回は粗挽きにしてみました。

挽いた時点で、もの凄く強くて飲欲をそそる香りが

部屋中に充満するくらいです!

これをフレンチプレスで点ててみます。

豆量は15g、湯量は200cc、湯温度は約85℃です。

フレンチプレスに挽いた豆をセット。

ずっと私の好きな香りが強く漂っていて

フレンチプレスで点てる前に酔ってしまいそうです。

それはそれで心地よい酔いなんですけどね。

ここは気をしっかり持って珈琲液にします。

さて、湯を入れます。

焙煎してまだ間もないので、ぶくぶく勢いよく泡立ちますね。

これで蓋をして4分待ってからプレス。

さて、飲んでみます・・・

舌をつん裂くような強い苦味の刺激がたまりません。

湯量多めでこの苦味の強さ!

粗挽きでフレンチプレスで点てたことにより

苦味のオイルが出ることは想像していましたが

想像以上に強く出て、酸味をかき消してしまいました。

あの充満していた香りは何処へやら。

近頃若い世代で流行りの珈琲ではなくなってしまいました。

これはきっと飲めない方も多いですね。

飲みごたえのある珈琲です!私は好きです。

まだ豆は残っているので、次回は平均的な味わいを出す為に

中細挽きでフレンチプレス以外の点て方でやってみます。

では、今日はこのへんで。

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