先日、コロンビア メデリン スプレモ エスペシアルを
メデリン地区でもなくエスペシアルの称号も得てはいないのですが
その道50年以上の豆屋さんが現地へ行って
自らの目で農園を観てまわり、ここぞ!という農園さんと
時間をかけて信頼関係を結び、現地の農園さんと豆屋さんとで
生まれた品質は逸品の大粒豆
コロンビア スプレモを入手することが出来ましたので
コーヒーオイルも楽しみたく、フレンチプレスで点てて飲んでみます。
先日ペーパーで点てて飲んだ「コロンビア メデリン スプレモ エスペシアル」は
炭火焙煎が施されています。炭火の香りもするのですが
その香りよりも舌の外周から舌の中央へ攻め立てる
酸味が強烈でした。
今回の「コロンビア スプレモ」はどんな味わいをみせるのか
直火焙煎の中浅煎りといったところなのですが
地区が違えど同じコロンビア スプレモの名が付く大粒豆同士
強烈な酸味があるかもしれません。
では、点ててみます。豆量は20gで中細挽き
湯量は今日の私は量が飲みたかったので少し多めの200CC
湯量が多くとも、その豆が持っている味わいは出ます。
むしろ珈琲液の濃さに隠れる味わいが少なくなるので
より奥にある味わいを感じることが出来るかもしれません。
温度は平均的に約85℃。
フレンチプレスに豆をセットして湯をかけます。

蒸らしの状態です、新鮮な事この上ないのでブクブクしています。
これに蓋をして4分待ちます。
4分後・・・

湯が豆上部から下部へ浸透して
上部は4分前より少し乾きを見せています。
この段階でプレスをかけます。
さて、飲んでみます・・・
オイルの味わいは強烈な酸味
それもこれまた舌の左右の外周から
中央部へ攻め立てる酸味。
ただ酸素と結びついて酸化して出来た酸味では全くなく
嫌味の無い品格のある良質で濃い酸味。
舌の中央部へ攻め立ててくる感覚は味わっていて楽しいです。
それでいてメデリン エスペシアルより私にはコクが深く感じられます。
濃厚なカカオの様な風味が口内に暫く残り、ふわっと消えてゆく感覚。
これは良質な豆と焙煎の名人が出会った際に生まれる
濃厚な味わいだと思います。
良質で称号を得ている豆は当然ですが
称号を得ていなくとも良質な豆は、世に沢山あって
今後も生まれることでしょう。
私は引き続き、そんな豆を探します。
ただ、コロンビア産の豆は例えば極深煎りを施しても
酸味があるのが特徴なのでしょうか。
新たな疑問が生まれました。
コロンビアの名が付く豆をもっともっと飲んで
自分なりに解き明かしてみます。
では今日は、このへんで。
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