バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

焙煎後約1ヶ月が経ったブルーマウンテンNo.1をフレンチプレスで点てて飲んでみました。

フレンチプレス

珈琲豆の王様とも呼ばれる「ブルーマウンテンNo.1」

実はこっそり15gだけ1ヶ月間、点てずに保存しておきました。

ちなみに冷凍保存です。冷凍保存についても賛否両論ありますね。

約1ヶ月経つと、こうも私にとって美味しい変化が起こるとなると

早く飲みきってしまうのは勿体なく、如何に上手に保存出来るかが

ポイントになってきました。3ヶ月程の長期保存となれば

冷凍保存が最適なのでしょうが、1ヶ月程度においての保存で

最適な方法が他にないかも含めて探ってみたいと思います。

今回は約1ヶ月間、冷凍保存しておいた珈琲豆の王様ことブルーマウンテンNo.1を

フレンチプレスでどんな味わいになるか、試しに点ててみます。

1番濃厚な味わいにするべく出来る限り細く挽きました。

これを湯煎したフレンチプレスにセットして

湯温度は低めの約80℃で湯量200CCを豆にかけます。

1ヶ月経っているのに、この泡立ち!

冷凍保存は最適ではないかもしれませんが、良好の様です。

これで蓋をして4分待ってから、カップに注いでみました。

オイルで少し濁っているのが、おわかりいただけるでしょうか。

さて、飲んでみます・・・

オイルが出ていてザラザラな食感、これだけでフレンチプレスで

点てた意味はあるとは思うのですが、フレンチプレスが通用していないとも言える

ブルーマウンテンNo.1の圧倒的な強さを感じます。

ペーパーで点ててもフレンチプレスで点てても

ブルーマウンテンNo.1とは、こういう豆ですと言われている様な気がしてきます。

THE珈琲という様な香ばしさはしっかりと

そして舌に突き刺さることはない良質な苦味と

キレの鋭さ、飲みやすさを、どんな点て方でも提供してくれる存在感。

一部では、逆に華々しくなくてクセも無くて好まれていないという話を

耳にしたことがあります。

確かに、スペシャルティと呼ばれている豆の様な

今流行りの華々しいフルーティな酸味は殆どありません。

ブルーマウンテンNo.1は若い売れっ子スターではなく、いぶし銀。 

長年に渡って、圧倒的な安定感を見せつけてきた実力が

珈琲豆の王様とも呼ばれる所以でしょうか。

現地ではサビ病も治ってきたと聞いています。

品質はそのままに、もう少し安くなってくれると

色々試せてありがたいものです。

では、今日はこのへんで。

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