バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

ブラジル イルマス・ペレイラ農園産豆をクリスタルドリッパーで点てて飲んでみました。

クリスタルドリッパー

先日、HARIOさんから発売されているV60ドリッパーを使って点てた際に

ふとKEY COFFEEさんのクリスタルドリッパーに少し似ているなと思ったのですが

今日、仕事中の出先でたまたまKEY COFFEEさんの店があったので

店内見渡してみるとありました。クリスタルドリッパー!

手が出る値段だったので購入しました。見惚れる程のクリスタル感です。

ドリップした珈琲液が、このクリスタル状(ダイヤカット状)になっているところを

なぞる様にジグザグ落ちてくるので、比較的ゆっくりと珈琲液が下に落ちます。

その為にコクがある珈琲が誰にでも点てられるという代物です。

もうひとつ大きな特徴としてはHARIOさんのV60と同じ様に

均一に湯が豆に染み渡るであろう円錐形ドリッパーであるということです。

使うペーパーは円錐用です。V60と同じ様にこちらも

ペーパーが少し顔を出します。ネルドリップを意識してのことでしょうか。

さて、どの豆で点ててみようか・・・

せっかくなのでV60で点てた

ブラジル イルマス・ペレイラ農園産豆にしてみます。

飲み比べてみたいと思います。

V60で点てた時と同じ様に、極力平均的に味わいを出す為

豆量は20gの中細挽き、湯量はカップ1杯分の150cc

湯温度は約85℃で、点ててみます。

V60で点てた時もそうでしたが、泡立ちが少なくなってきました。

自然と焙煎時に生まれたガスが少しずつ抜けて

湯の力を必要としなくなってきました。

この状態も賛否両論あって、新鮮じゃなくなったという方

ようやく焙煎が落ち着いてガスが抜けて飲み頃になったという方

嗜好品なので人それぞれです。

私はこの豆に関しては特にトゲトゲしていたものが

落ち着いてきた感があります。

フィルターに直接、湯をかけることなく

今回も自分なりには上手くドリップを終えました。

ドリップの最中にドリッパー越しに眺めてみました。

ダイヤカット状の内側から光る珈琲色

いつまででも眺めていたいと思いました。

さて、飲んでみます・・・

V60よりもイルマス・ペレイラが持つほうじ茶の様な

嫌味のない苦味がガツンと襲ってきます。

これが後味となって暫く続くので

確かにコクが出ていると感じます。

ちなみに冷めてから飲んでも同様でした。

V60はマイルド感が多く出て一般受けの飲みやすい仕上がり

クリスタルドリッパーは苦味を引き出し

それを引き続きコクにさせることを得意としたドリッパーでしょうか。

どちらのドリッパーも購入できて嬉しいです。

どちらのドリッパーもどんどん使って

豆との相性など探っていきたいと思います。

では、今日はこのへんで。

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