エチオピア グジと、アナエロビコという精製方法過程を経て
誕生した2015年ブラジルCOE1位入賞豆と
飲み比べた際に、どちらの珈琲液も初めての味わいで
こんな珈琲もあるのかと感動したのを覚えています。
特にブラジルCOE1位入賞豆(審査員点94.47点だったかと思います)を
フレンチプレスで点ててみたら、それは珈琲の世界観は残しつつも
マンゴーのようなフルーツを思わせる味わいで
最早、紅茶だと言っても過言ではない、そんな味わいでした。
ただ、やはり1位入賞豆ともなると値段がいかんせん高額です。
(50g、3,000円前後でしょうか)安月給の私には、なかなか手が出しずらいです。
そんな中、エチオピア グジは昔と比べると少し値が上がりましたが
大抵100g、800円前後で購入できるのではないでしょうか。
1位入賞豆程ではないですが、このエチオピア グジを
フレンチプレスで点てると紅茶感が出ます。
こんなの珈琲じゃないよと、おっしゃる方もいるかと思いますが
こんな珈琲もあったのかと普段の珈琲生活のバリエーションが
より豊かになることを願って
今回は焙煎直後のエチオピア グジを
ペーパードリップで点ててみます。
出会いとはまさにこの事かもしれません。
ちょうどこの豆の焙煎中に立ち寄れて、焙煎終了直後に
購入することが出来ました。
少し冷めるのを待って、いざ。
予想ですと、まだ角が取れておらず
荒々しい味わいではないかと思っています。

ミディアムローストで20g、今回も現在の豆状態が持っている味わいの
平均点をより出す為に中細挽き。どちらかというと酸味が特徴なので
湯温度は低めの約80℃、湯量はカップ1杯分の150ccです。
では、蒸らします。

さすがは焙煎直後、かなりブクブクします。
膨らみが落ち着いてきたら、2投目・・・

またもブクブクします。しっかりガスを抜いてやらないといけませんね。
膨らみが落ち着いて平坦になった頃合いをみて、3投目・・・

ブクブクしながらも豆全体に湯が染み渡っているのが嬉しくなります。
今回も個人的には気になるところはなく
自分なりには上手くドリップを終えられてホッとしています。
さて、飲んでみます・・・
グジの特徴であるオレンジの様な風味はあるものの
まだ少量しか出てきておらず
良質で嫌味のない苦味ではあるのですが
チクチクする様な荒々しい苦味がまだ表立っています。
これはこれでエチオピア グジの良さのひとつだと思います。
もう暫くの時間が経つと、この荒々しい苦味が落ち着いて
かつ、オレンジの様ば風味が表立ってくるでしょう。
それをまた楽しみに。
では、今日はこのへんで。
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