バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

スマトラ マンデリンをペーパードリップで点てて飲んでみました。

珈琲豆

豆との出会いは一期一会。

たとえ同じ名前の豆でも毎回出来が違います。

農作物ですから当然なのですが、そしてそれに加えて

焙煎という作業が入ることで、また更に出来が違ってきます。

気になった豆は出来る限り購入するようにしています。

勿論、懐は年中寒いので、お小遣いの範疇ですけどね。

なにはともわれ気になった豆がまたひとつ。

「スマトラ マンデリン」です。

インドネシア共和国のスマトラ島に住民、マンデリン族が

初めて飲んだと言われていて、この名が付いたそうです。

こちらの豆には炭火焙煎が施されていて

カカオのような苦味と

後に気持ち良く残る濃厚なコクが期待出来ます。

知人が持参していた、この「スマトラ マンデリン」を

気になる顔をしながら、じっと見つめていたら

少し譲ってくれました。ここでお礼申し上げます。

初コンタクトなので、まずはペーパードリップで

点ててみます。豆量は20g、この豆の持つ全ての味わいを

平均的に出す為に中細挽き。湯量はカップ1杯分150cc

苦味とコクが特徴とのことなので、より引き出す為に

湯温度は高めの約90℃。

では、点ててみます・・・

綺麗に蒸し上がりました。

焙煎後約2週間程経っていると聞いていましたが

まだまだ新鮮で泡が速いスピードで立ちます。

約15秒待って、2投目・・・

勢いよくペーパーまで流れつきました。湯も泡も元気です。

しっかりガスを抜いてやります。泡が少し静まってきたので

3投目・・・

2投目と同様に泡が立ちます。カップ1杯分まだ落ちきってないので

2投目と同じく静まるのを待ってから

4投目、カップ1杯分に足りるまであと少しなので

少量の湯を落とします。

まだブクブクしています。

今回も上手く泡を残してドリップが出来たのではないかと

自分では、そう思っています。

さて、飲んでみます・・・

期待通り、カカオのような苦味が襲ってきて

それが濃厚なコクとなって、しばらく口内に残ります。

それでいてペーパーで点てた為かヘビーではなく

スッキリとしています。

普段あまり酸っぱいものは食べない私が

酸味を感じません。どんな酸味でも苦手という方には

オススメできます。

まだ豆が10g程残っているので

今度はフレンチプレスで点ててみたいと思います。

では今日は、このへんで。

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