バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

COE入賞豆ブラジル ディアマンティナをゴールドフィルターで点てて飲んでみました。

ゴールドフィルター

焙煎後の豆に対して、沢山の考え方がありますが

現状は大きく分けて2つの考え方が主流となっている気がします。

①焙煎後は日が経たない程、新鮮であり良質な状態で美味しく飲める。

②焙煎後2、3日はまだ焙煎の熱を豆が持っていて

焙煎が進んでいる状態で

本来の香りがまだ立っていないので

2週間くらい待つと落ち着いて角も取れて飲み頃である。

好みの違いだといえば、それまでなのですが

COE入賞豆ブラジル ディアマンティナを焙煎してもらって

2週間程経ったので、どう違うか試しに点ててみたいと思います。

ちなみに焙煎士が決めた賞味期限はもっと先です。

もっと先ですが、万が一劣化しかかっていても

楽しく美味しく飲めるように

今回はコーヒーオイルも出るゴールドフィルターを

チョイスしました。

中細挽きで豆量は多めの20g、湯量はカップ1杯分で150cc

湯温度は今回は苦味をより出す為に高めの約90℃。

では、蒸らします。

2週間程経って、この泡立ち。

焙煎士が名人だということは勿論の事ですが

劣化のれの字も無い泡立ち。

賞味期限がまだまだ先なのが、よくわかります。

2週間程経ったくらいが飲み頃というのも

この時点でわかる気がします。

2投目・・・

泡を横に流さずに上へ育てることが出来ました。

3投目・・・

2投目と遜色無い泡立ち、沈むことなく上へ。

どんな味わいになるか楽しみです。

さて、飲んでみます・・・

ゴールドフィルターにより出された酸味は劣化酸味ではなく

ディアマンティナを焙煎してすぐペーパードリップで点てて

味わった酸味そのもの。苦味を出す為に湯温度を高めにしたのですが

それでもしっかり豆が本来持っている酸味が出ています。

ナッツのような風味も感じました。

そして後からガツンとくる苦味もやってきて

飲みごたえのある出来となりました。

焙煎後の豆に対する考え方、結局は好みの違いということでしょうか。

どちらも私は美味しく飲めます。

焙煎の仕方や豆との相性もあるような気がしてきました。

この豆は焙煎後すぐ飲んだ方が良い、この豆は焙煎後2週間くらい経った方が良い。

その相性がわかってくれば、より楽しい珈琲生活が送れそうです。

また他の豆でも試してみたいと思います。

では、今日はこのへんで。

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