焙煎後の豆に対して、沢山の考え方がありますが
現状は大きく分けて2つの考え方が主流となっている気がします。
①焙煎後は日が経たない程、新鮮であり良質な状態で美味しく飲める。
②焙煎後2、3日はまだ焙煎の熱を豆が持っていて
焙煎が進んでいる状態で
本来の香りがまだ立っていないので
2週間くらい待つと落ち着いて角も取れて飲み頃である。
好みの違いだといえば、それまでなのですが
COE入賞豆ブラジル ディアマンティナを焙煎してもらって
2週間程経ったので、どう違うか試しに点ててみたいと思います。
ちなみに焙煎士が決めた賞味期限はもっと先です。

もっと先ですが、万が一劣化しかかっていても
楽しく美味しく飲めるように
今回はコーヒーオイルも出るゴールドフィルターを
チョイスしました。
中細挽きで豆量は多めの20g、湯量はカップ1杯分で150cc
湯温度は今回は苦味をより出す為に高めの約90℃。
では、蒸らします。

2週間程経って、この泡立ち。
焙煎士が名人だということは勿論の事ですが
劣化のれの字も無い泡立ち。
賞味期限がまだまだ先なのが、よくわかります。
2週間程経ったくらいが飲み頃というのも
この時点でわかる気がします。
2投目・・・

泡を横に流さずに上へ育てることが出来ました。
3投目・・・

2投目と遜色無い泡立ち、沈むことなく上へ。
どんな味わいになるか楽しみです。
さて、飲んでみます・・・
ゴールドフィルターにより出された酸味は劣化酸味ではなく
ディアマンティナを焙煎してすぐペーパードリップで点てて
味わった酸味そのもの。苦味を出す為に湯温度を高めにしたのですが
それでもしっかり豆が本来持っている酸味が出ています。
ナッツのような風味も感じました。
そして後からガツンとくる苦味もやってきて
飲みごたえのある出来となりました。
焙煎後の豆に対する考え方、結局は好みの違いということでしょうか。
どちらも私は美味しく飲めます。
焙煎の仕方や豆との相性もあるような気がしてきました。
この豆は焙煎後すぐ飲んだ方が良い、この豆は焙煎後2週間くらい経った方が良い。
その相性がわかってくれば、より楽しい珈琲生活が送れそうです。
また他の豆でも試してみたいと思います。
では、今日はこのへんで。
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