バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

エチオピア グジをネルドリップで点てて飲んでみました。

ネルフィルター

イルマス・ペレイラ農園産の豆に夢中になりすぎました。

そろそろエチオピア グジを飲みきらないと勿体無いことに

なるでしょう。

このエチオピア グジの焙煎士が決めた

賞味期限はまだ先なのですが、劣化臭が出る前に

早いうちに飲むに越したことはないと思うので

今回はエチオピア グジの浅煎り豆では点てたことのない点て方・・・

ネルドリップで点ててみることにしました。

カップ1杯分、1人前用のネルドリップです。

ペーパーほど油分を吸いすぎす

程よい味わいを残してくれるネル。

その分、手入れに他のドリッパーより手間がかかります。

まずは鍋に水を入れて火にかけて煮沸します。

ネルが乾いた状態で珈琲を点てると

布の匂いが珈琲液に付きます。

煮沸してよく洗ってからの方がオススメです。

今回はネルで1杯分を点てるので

豆量は少なめの15gで、中細挽き。

湯量は150cc、湯温度は約85℃

では点ててみます・・・

まだまだ泡立ちがよく、状態は良好です。

さて、飲んでみます・・・

流石はエチオピア グジ

そしてこの豆を浅煎りにした焙煎士もまた名人です。

ネルの良さが出ています。

ペーパーよりスッキリしすぎず

良質な苦味が残り珈琲らしさが出ています。

グジの浅煎りの特徴のオレンジや桃のような

フルーティな風味も強く出ています。

ペーパーよりはスッキリしすぎず

フレンチプレスよりは油分は出ない。

ちょうどこの中間のような味わい。

フレンチプレスの油分は苦手だという方には

ネルドリップがグジを味わうには良いかもしれません。

まだグジが少量残っているので、次も違う点て方で

飲んでみたいと思います。

さてと、ネルはこの後も手間がかかります。

豆の出がらしを取って、よく洗い

布の繊維の間に入り込んだ珈琲豆や液を出す為に

再度、煮沸します。念入りに煮沸し終えたら

水で洗って、私はタッパーに水を張って

そこへネルと氷を少量入れて

冷蔵庫で保管しています。

この手間も最近は楽しいものです。

この間あえて飲み切らず、カップにひとくち分だけ

グジの珈琲液を残しておきました。

冷めてもグジは好きですね。

新たな味わいとの出会いをくれます。

では、今日はこのへんで。

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