バリスタを始めてそろそろ20年、コーヒーの楽しみ方は様々なれど、真の嗜好品の域を目指したいものです。

ブラジル イルマス・ペレイラ農園をペーパードリップで点てて飲んでみました。

珈琲豆

この豆と出会ったのは2週間程前でした。

私が名人だなと思っている焙煎士が経営している

珈琲豆屋さんです。

豆の名はブラジル イルマス・ペレイラ農園産です。

イルマス・ペレイラ農園といえば

2000年始め頃からCOE入賞常連エリアにある

農園のひとつです。

近頃の珈琲豆コンテストで何度も入賞していると

言った方がわかりやすいですね。

これを100g、950円で購入しました。

焙煎度合いは焙煎士にお任せ。

私はこの手の豆は近頃流行りのフルーティさを出す為に

浅煎りにするのではないかと予想をしていたのですが

予想に反し、かなりの深煎りでした。

見てください、この黒々しさとテカり具合!

THE深煎りの味わいに何が付いてくるのか・・・

こうきたかと余計に楽しくなりました。

ただ、今回は購入時に焙煎をしてもらいました。

焙煎直後に挽いて飲む時もあるのですが

この豆の場合はかなりの深煎りということもあり

少し時間が経ってからの方が焙煎熱が落ち着いて

角が取れて香りが立つのではないかと考えました。

そんな思いから、これから点ててみることにします。

豆袋を開けたらすぐに香ってきました。

熱が落ち着いて、状態が一番良い時期に

開封したのかもしれません。

豆量は20g、湯量はカップ1杯分の150cc、温度は約90℃

苦味や酸味が出過ぎず、飲みやすい中での個性の強さを出す為

中細挽きで。

この泡立ち!まだまだ新鮮さを残しています。

ガスをしっかりと抜いてやります。

蒸らしを終え、湯の2投目です。

泡を上へ上へ育てるような感覚で・・・

下へ落とさないようにします。

我ながら上手く泡を残せたように思えます。

さて、飲んでみます・・・

THE 深煎りというような定番の味わいのように

最初は感じますが、中身が全然違いました。

ガツンと苦味が襲ってくるのですが

焦げ臭さや嫌味が全くなく

THE 深煎りクリアとでも申しましょうか。

良質な豆と、豆全体に満遍なく熱が入り

焦げや生焼けがない焙煎士の上手さの出会い!

その出会いの豆に私も出会えたことに

ただただ、ありがとうございます。

まだ豆は残っているので、色々と試してみたいと思います。

では、今日はこのへんで。

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