この豆と出会ったのは2週間程前でした。
私が名人だなと思っている焙煎士が経営している
珈琲豆屋さんです。
豆の名はブラジル イルマス・ペレイラ農園産です。
イルマス・ペレイラ農園といえば
2000年始め頃からCOE入賞常連エリアにある
農園のひとつです。
近頃の珈琲豆コンテストで何度も入賞していると
言った方がわかりやすいですね。
これを100g、950円で購入しました。
焙煎度合いは焙煎士にお任せ。
私はこの手の豆は近頃流行りのフルーティさを出す為に
浅煎りにするのではないかと予想をしていたのですが
予想に反し、かなりの深煎りでした。

見てください、この黒々しさとテカり具合!
THE深煎りの味わいに何が付いてくるのか・・・
こうきたかと余計に楽しくなりました。
ただ、今回は購入時に焙煎をしてもらいました。
焙煎直後に挽いて飲む時もあるのですが
この豆の場合はかなりの深煎りということもあり
少し時間が経ってからの方が焙煎熱が落ち着いて
角が取れて香りが立つのではないかと考えました。
そんな思いから、これから点ててみることにします。
豆袋を開けたらすぐに香ってきました。
熱が落ち着いて、状態が一番良い時期に
開封したのかもしれません。
豆量は20g、湯量はカップ1杯分の150cc、温度は約90℃
苦味や酸味が出過ぎず、飲みやすい中での個性の強さを出す為
中細挽きで。

この泡立ち!まだまだ新鮮さを残しています。
ガスをしっかりと抜いてやります。

蒸らしを終え、湯の2投目です。
泡を上へ上へ育てるような感覚で・・・
下へ落とさないようにします。

我ながら上手く泡を残せたように思えます。
さて、飲んでみます・・・
THE 深煎りというような定番の味わいのように
最初は感じますが、中身が全然違いました。
ガツンと苦味が襲ってくるのですが
焦げ臭さや嫌味が全くなく
THE 深煎りクリアとでも申しましょうか。
良質な豆と、豆全体に満遍なく熱が入り
焦げや生焼けがない焙煎士の上手さの出会い!
その出会いの豆に私も出会えたことに
ただただ、ありがとうございます。
まだ豆は残っているので、色々と試してみたいと思います。
では、今日はこのへんで。
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